死を子供にどう伝える?悩むママ必見の絵本「このあとどうしちゃおう」
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おはよう。こんにちは。こんばんは。
専業Webライター2年目の、春野なほです^^
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私には5歳の娘がいます。
最近「死」がどういうことなのか興味をもちはじめたようで、
「ママもいつか死んじゃうの?ずっと生きていてほしい。」
「死んだあとはどうなるの。」
「死んだらバロン(昔飼っていたフレンチブルドッグ)に会えるかな。」
など、質問攻め。
「死に対して恐怖感をもちすぎないでほしい。でも話をそらしたり、嘘をついたりするのはいやだな。」
娘に死を上手く説明できずモヤモヤしていたある日、Twitterである絵本が紹介されていました。
それが今回ご紹介する、ヨシタケシンスケ著「このあとどうしちゃおう」です。
「死にはネガティブなイメージ。子供にどう説明していいか分からない。」とお悩みのあなたは必見ですよ。
- ■「このあとどうしちゃおう」ってどんな本?
- ■死に対するイメージが変わる
- ■「このあとどうしちゃおう」をおすすめする最大の理由
- ■あなたが大切な人を失ったときの心のケアにもおすすめ
- ■今を大切に生きるきっかけにつながる
■「このあとどうしちゃおう」ってどんな本?
- 2016年出版
- 絵本「りんごかもしれない」でブレークした「ヨシタケシンスケ」さんが書いた。
- ヨシタケシンスケさんは、NHKの人気番組「あさイチ」などでも取り上げられる注目の絵本作家である。
- 今までにない斬新なアイディアや、読者自身も想像を楽しめる作風が特徴的。
- 永遠のテーマ「生と死」をユーモラスに描いており、子供も大人も楽しめる。
■死に対するイメージが変わる
「このあとどうしちゃおう」を読むと、死に対するネガティブなイメージがなくなります。
物語の中でおじいちゃんが遺した一冊のノート。
そこには想像した天国の楽しい様子が描かれています。
内容はどれもユーモラスで、思わずクスッと笑ってしまうほど。
ページをめくりながら
「天国ってどんなところかなあ。」
「〇〇(子供の名前)は生まれ変わったら何になりたい?」
と、前向きに親子で話し合えるようになります。
とくに「死んだあとも姿を変えて、大切な人を見守っている」ということに、娘は安心したようです。
いつかは、私も死んでしまいます。
そのときに娘がこの絵本を思い出し、少しでも悲しい気持ちが和らげばいいなと思います。
■「このあとどうしちゃおう」をおすすめする最大の理由
私が「このあとどうしちゃおう」をおすすめする最大の理由は、死だけでなく生きる意味が分かることです。
死んだあとどうしたいかを想像すると、どう生きたいかが見えてきます。
主人公の男の子はおじいちゃんが遺したノートを見て、自分も同じように書きだそうとします。
それによって、たくさんの「いきているうちにやりたいこと」に気付くのです。
生と死は隣り合わせ。
「このあとどうしちゃおう」を通して、理想の生きかたが見えてきますよ。
■あなたが大切な人を失ったときの心のケアにもおすすめ
「このあとどうしちゃおう」は子供と死について考えるきっかけになるのはもちろん、自身が大切な人を失ったときの心のケアにもおすすめです。
私は本に登場するおじいちゃんと、亡くなった祖父が重なりました。
遺されたノートの中に「みんなをみまもっていくほうほう」というページがあります。
そこには月やりんご、かさぶたといった具体的な姿が描かれており、私の祖父もそばにいるような温かい気持ちに……。
「会えないけれど姿を変えて、どこかで見守ってくれている。」そう思うと心が軽くなりました。
■今を大切に生きるきっかけにつながる
説明するのが難しい「死」。
「このあとどうしちゃおう」を読めば重い雰囲気になりすぎず、親子で気楽に話し合えます。
「ママ、生まれ変わってもまた〇〇を探すからね。」
普段はなかなかいえない子供への想いも、自然に伝えられるかもしれません。
限りある今を大切に生きるためにも、ぜひ親子でじっくり読んでみてくださいね。
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^
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